“アンネのバラ”プロジェクト

“アンネのバラ”プロジェクト

県立川島中学校”アンネのバラ”プロジェクト始動

 徳島県立川島中学校・高等学校の中庭に、2株のバラが植えられています。そのバラの品種は、「アンネのバラ」(Souvenir  d'  Anne  Frank)。第二次世界大戦のときに、ユダヤ人への迫害によって、15歳で生涯を終えることとなった少女アンネ・フランクの形見のバラと呼ばれています。                            

 このバラは、第二次世界大戦後にベルギーの園芸家デルフォルへが『アンネの日記』の作者であるアンネ・フランクをしのんで作出した品種で、アンネの父オットーに贈られました。その後、オットーから交流のあった日本人の方に苗木が分けられ、現在、広島県福山市のホロコースト記念館をはじめ各地で大切に育てられています。

 本校の校誌『あらたえ』をひもとくと、約20年前に教員と保護者の方が研修でホロコースト記念館へ訪問したことを機に、2002年、バラが届けられ、生徒・教員・保護者の手で中庭に植えられたことが記されていました。

 

 時とともに記憶から忘れられ、老木となっていくバラ。

 この“アンネのバラ“を本校の「平和」と「人権」のシンボルとして大切に育てていく活動をこれからスタートしたいと思います。