“アンネのバラ”プロジェクト
【人権委員】第2回"アンネのバラ”挿し木活動(6月27日)
6月27日(火)の放課後、3年生人権委員役員と32HR人権委員のメンバーで、2回目の挿し木活動をおこないました。先に体験した役員の生徒たちにサポートしてもらいながら、5本の挿し木ができました。以前に専門家の方から50%成功したら上出来と聞きました。まずは水やりして発根するまで大切に育てていきたいです。今年度は11月頃、冬の挿し木活動にもう一回チャレンジしたいと思います。
【人権委員会】第1回"アンネのバラ”挿し木活動(6月15日)
アンネのバラの2株のうち、花が枯れた1株をもちいて、放課後に2年生の人権委員と3年生の人権委員会役員・人権委員で挿し木にチャレンジしました。剪定ばさみを使って萎れたバラの花がついている枝を切りとり、茎についているトゲも手に刺さらないようにカットしました。芽が出る節の部分を確認して、挿し木に必要な長さにそろえ、下の部分をカッターを使って斜めに切り落としました。できあがった挿し木は、ロックウールポットに挿し、トレイに置いて水をはり完成しました。今回は8本の挿し木ができあがりました。このうち、何本に根が出てくるのか楽しみです。次の第2回挿し木活動は、花の数が少なかったもう1株をもちいて、今回部活動の大会等ですることができなかった3年生の人権委員を中心に6月下旬ごろ実施する予定です。
【生徒会】“アンネのバラ”植え替え作業
5月23日に広島県福山市のホロコースト記念館のSmall Handsによって接ぎ木され大切に育てられたアンネのバラを2鉢いただきました。今日は生徒会を代表して3年生3名の生徒が鉢から中庭に植え替え作業をおこないました。ハート型に仕切られた場所にスコップで深さ20~30cmの穴を掘り、鉢から出したバラを入れ、土を戻していきました。このバラが日に日に生長し、数年後にはあざやかな花を咲かせると思うと、とても待ち遠しいです。今後は、人権委員を中心に挿し木活動をおこなっていく予定です。
県立川島中学校”アンネのバラ”プロジェクト始動
徳島県立川島中学校・高等学校の中庭に、2株のバラが植えられています。そのバラの品種は、「アンネのバラ」(Souvenir d' Anne Frank)。第二次世界大戦のときに、ユダヤ人への迫害によって、15歳で生涯を終えることとなった少女アンネ・フランクの形見のバラと呼ばれています。
このバラは、第二次世界大戦後にベルギーの園芸家デルフォルへが『アンネの日記』の作者であるアンネ・フランクをしのんで作出した品種で、アンネの父オットーに贈られました。その後、オットーから交流のあった日本人の方に苗木が分けられ、現在、広島県福山市のホロコースト記念館をはじめ各地で大切に育てられています。
本校の校誌『あらたえ』をひもとくと、約20年前に教員と保護者の方が研修でホロコースト記念館へ訪問したことを機に、2002年、バラが届けられ、生徒・教員・保護者の手で中庭に植えられたことが記されていました。
時とともに記憶から忘れられ、老木となっていくバラ。
この“アンネのバラ“を本校の「平和」と「人権」のシンボルとして大切に育てていく活動をこれからスタートしたいと思います。