人権の日

2022年10月の記事一覧

令和4年度人権教育講演会

 本日の5・6時間目に,中・高合同の人権教育講演会を行いました。今年度は公益財団法人広島平和文化センターより菅昭彦さんをお招きし,「子どもにとっての戦争と原爆」という演題でお話しいただきました。菅さんは被爆体験伝承者として,恩師の被爆体験を語り継ぐ活動をされています。教員であった恩師との出会いから始まったお話は朗読劇のような迫力のある語りで,子どもの目線で見た終戦直前の日本の様子と8月6日に原爆が投下された広島での惨状へと続きました。生徒の皆さんにとっては,菅さんの言葉から当時を想像し,「私たち一人一人には本当にかけがえのない命と暮らしがある」ことを再認識する時間になったようです。会の終わりに,「若者が手をつなぎ,命と平和な日常を大切にして生きていきたい。」と人権委員会委員長が菅さんにお礼の言葉をお贈りして閉会しました。

10月人権の日

 10月18日は人権の日で,51・52HRが「更生保護や刑を終えて出所した人」をテーマに調べたことや考えたことを紹介してくれました。まず,更生保護のシンボルマーク「生きるマーク」の紹介とともに,更生保護の意味や刑を終えて出所した人の現状についての説明がありました。やはり,出所した人やその家族に対する偏見や差別は根強いものがあり,強い更生意欲があっても,就職・住居の確保等,社会復帰を目指す人たちにとって現実は極めて厳しい状況にあります。しかし,このような人々を突き放し,居場所を奪ってしまえば,また同じような悲しい出来事がくり返されてしまうかもしれません。相手のことを何も知らずに偏見の目で見るだけではなく,職場や地域社会など,社会全体で受け入れていく姿勢が大事なのではないかという意見を伝えてくれました。

第2回人権教育職員研修会

 昨日,第2回人権教育職員研修会が行われました。徳島県教育委員会人権教育課より坂部佳孝先生をお招きし,「生命の安全教育」についてのお話を聞かせていただきました。今回の研修で学んだことを今後の授業や生徒指導につなげていきたいと思います。